New Life
- Meeting Myself (2:09)
- New Life (4:57)
- Walk With The Star (4:14)
- Pneuma (4:38)
- Emotion (6:37)
Now on Streaming
Extra
Pneuma - Visual
Pneuma (Loop)
原曲でも印象的に繰り返されるフレーズを用いた音源で、不規則かつランダムな長さが特徴のアンビエントトラック。 リリースと同時に、BandcampとSoundCloudにて公開中。
Emotion (Short)
今回のEPの締めくくりで、大きく3部構成からなる曲『Emotion』の最後のボーカルシーケンス部分を抜粋した音源。 リリースと同時に、BandcampとSoundCloudにて公開中。
Lyrics
Meeting Myself
Instrumental
New Life
青に沈んだ街の真ん中で 新しい影が足下から生えた いつかと同じような 未来と過去を巡る きっと曖昧が丁度良かった 正しさは特に望んだものじゃない ひょっとしたら届きそうな 未来と過去を巡る やがて動き出す列車のリズム 朝焼けを受けて浮び出す君の顔 割と近くのような 未来と過去を巡る 醒める..
Walk With The Star
掴み損ねた星と 同じ早さで進む ちぎれた雲の隙間からまた いつかと同じ明るさが痛い 赤く瞬く星を 答えが変わる時を 指さす方へ向かう途中 刻む鼓動の儚さを知り過ぎたから 掴めそうな 掴めそうな 掴めそうな 星を
Pneuma
一つの道を探る 一つの意図を拾う 夢の渦は 胸の静寂焦がし続ける 一つの意思を巡る 一つをためらう 一つは君にあげる 夢の渦は (触れる気配) 胸の静寂焦がし続ける (打ち寄せ続ける) 僕らにも 手が届くみたい 僕らにも 手が届くみたいで
Emotion
まだ終わり切れない 未だ確かに焦がれてる 流れるような言葉をくれよ とうに醒めているならば ただくすぶるだけの灯りに 感じてしまうんだろ そこに戻れ 周りをみなよ とうに醒めているならば
Intro
otomの2020年1月15日リリースの5曲入りEP『New Life EP』は、ポストロック、ドリームポップ、エクスペリメンタルポップ、シューゲイザーの要素を多分に含む作品となっている。さらに、小さい頃から慣れ親しんださまざまな映画のサウンドトラックの影響も、メロディ作りににじみ出ている。 ‘90年代後半から最新までの5曲をバランスを考えつつ配置。今更変えられないボーカルの雰囲気やギターの音作りはそのままに、フルートの柔らかい音色とドラムの軽快さに特に重点を置き、各楽器の定位バランスにも神経を病的なまでに使った。微妙に各曲がつながる作りで、単曲と全体の構成のバランスも考慮している。 2000年から2019年までに制作された古い曲と新しい曲が混在し、2019年に新たなアレンジでまとめあげた。その後は、心地よい帯域バランスを追求するため、ミックスとマスタリングに大半の時間を費やし、この年の暮れ頃に完成した。 本作『New Life EP』は、otom自身にとっても特に思い入れのある作品のひとつとなっている。
Note
余生はポツリポツリとシングルをリリースしてマイペースにやろうと思っていたものの、よせばいいのにEPの構想ができてしまい、現在に至る。 去年の終わりくらいから手を付け始め、夏前にはサクッとリリースするつもりが、こんな時期になった。 真夏に膨張し続けるMid2009なMacBook Proのトラックパッド部分のバッテリーパックや、バージョン管理のための外付けHDDの容量確保に苦戦しながらの、ミックス・マスタリングの地獄の日々の結晶が今作である。道具じゃないんだよ、制限の中で頭を使うんだよ、と格好良いことを言いたいところだが、来年こそはいい加減新調したい。
1. Meeting Myself
EPの序曲にしてインストの小曲。オルガンのようでオルガンではなく、ギターのようでギターでもない不思議な音色が特徴。 自作のMaxパッチを駆使してサウンドを形成している。 元々は2006年にストリングス、ベース、ボーカルという編成で作られた曲で、展開はほぼ当時のまま。 2010年代初め、全編エレクトロニカ/フォークトロニカのアルバム用の1曲目として考えていたものの、制作が頓挫したため、長年お蔵入りとなっていた。
2. New Life
世界中の人から「えっ、どこが?」と突っ込まれるのはもとより覚悟の上。愛すべきヴェルヴェット・アンダーグラウンドの名曲『All Tomorrow’s Parties』をオマージュした曲。 原曲は2007年頃に作られ、2015年に大手配信サービスで最初に公開した一曲でもある。ドラム以外の構成はほぼ変わらず、今回EP収録にあたり大幅なミックスとマスタリングを施し、クオリティアップを図った。
3. Walk With The Star
前の曲から流れるように繋がり、空間を埋めていく一曲。シンプルなコード進行とギターストロークを延々と繰り返す、という自分の手グセ感が色濃く出ている。中盤からはメロトロンやギターフレーズとともに、サンプリングした声を多重に配置。単なるディレイのように聴こえるが、実は少し違う工夫をしている。 2009年頃にはこの形で完成していたものの、シングル向けではないため長らくリリースを躊躇。埃を被りそうだったが、ようやくEPに収めることができてホッとしている。
4. Pneuma
今回のEPの目玉として位置付けている曲で、ほぼ最近の作品。タイトルはハクスリー著『すばらしい新世界』に登場する言葉「pneumatic」に由来。また、otomの別名義でのネタ作曲家名義『pneumatics』もここから取っている。 今作は2015年頃にイントロのギターフレーズから始まり、ループのインスト、ベースラインやドラムフレーズ、ボーカルのメロディなど、さまざまなバージョンが存在していた。EPに収録されたこのバージョンは、約10分でメロディラインと構成が決定。自分の中ではこれが「降りてきた!」という感覚かと強く感じ、その感覚を大事にしたいと考えている。 プロモーション用の映像作品としてこの曲を選び、YouTubeやVimeoなどで公開中。
5. Emotion
今回のEPの締めくくりで、大きく3部構成からなる曲。‘90年代末にデスクトップのMacからノートに変え、それまでMIDIオンリーだった制作環境からオーディオ録音までMacでまかなうようになった際、最初にできた一曲でもある。当時はマイブラやケヴィンのパステルズリミックスのような曲を作りたく、今作は構成もほぼ原型をとどめている。グリッチノイズっぽい音、ウォール・オブ・サウンド的なドローン、歌ものまでを一つにまとめた内容で、改めて考えると、当時から今もやっていることはあまり変わっていない気もする。 終盤の歌の箇所は、2004年リリースの1st『November Morning』収録の『Somewhere』にも使われている。エンディングは尊敬する六八コンビ(中村八大、永六輔)に少しでも近付きたい気持ちから、少し拝借して曲を締めた。 長らくリリースの場がなかった曲だが、今回のEPで自身としてもきっちり収まった感覚を得ている。
Outro
自身にとっても特に思い入れのある作品のひとつとなっている『New Life EP』です。otomのスタイルが随所に散りばめられたEPとなっています。 ともかくは『夢で(も)逢いましょう』。お楽しみください。
『New Life EP』はSpotify、Apple Musicをはじめとする主要ストリーミングサービスで配信中。Bandcampでは高音質版の購入も可能です。