Cherenkov LIGHT (OST)

Cherenkov LIGHT (OST)

Released
Type
Soundtrack
  • Cherenkov LIGHT Suite: Theme (2:15)
  • Cherenkov LIGHT Suite: Intro (1:28)
  • Cherenkov LIGHT Suite: Hikaru (1:19)
  • Cherenkov LIGHT Suite: Explanation (0:13)
  • Cherenkov LIGHT Suite: Feel (0:16)
  • Cherenkov LIGHT Suite: Projection (1:06)
  • Cherenkov LIGHT Suite: After Hours (0:47)
  • Cherenkov LIGHT Suite: Theme (Reprise, 2022 Acoustic Guitar Version) (2:35)

Intro

otomの2022年5月8日リリースのアルバム『チェレンコフ光』オリジナル・サウンドトラック。2015年の荒島晃宏監督による同名自主制作短編映画のために制作された作品で、テーマ曲を軸にシーンごとにアレンジされた楽曲で構成されている。アンビエントや実験音楽的な要素を含み、2022年新録のアコースティックギターバージョンに加え、2013年から2015年に制作された多数のデモを収録した全48曲で再構成されている。

Note

2015年の話になりますが、現役の映写技師であり文筆家・映画監督でもある荒島晃宏氏の監督作品、自主制作短編映画『チェレンコフ光』のサウンドトラックを担当させて頂いた。本作は、荒島氏が2000年代初頭より書き進めてきた長編小説『チェレンコフ光』の一部を映像化した約14分のエッセンス・ショート・ムービーのためのオリジナル・サウンドトラック。本作の音楽は長らく劇中使用のみに留まり、音源としては未発表のままとなっていた作品である。2022年の春に荒島氏が自費出版した長編小説『チェレンコフ光』の刊行のタイミングに合わせて、サウンドトラックとしてリリースする運びとなった。

劇伴制作の話を氏から頂いたのは、先にリリースした『フィルム・フェチ』(2013)の直後だったと記憶している。2000年代中盤、都内の某劇場で同僚だった頃に荒島氏へ進呈したotomの作品の中から、『Voice Called From Within The Wall』(2004) 収録の『Night Flight』を中心に構成されたのが『フィルム・フェチ』であったが、『チェレンコフ光』ではその方法とは異なり、ハープシコードを用いたエンディングのテーマ曲のフレーズを軸として、シーンごとにアレンジされた楽曲で構成する手法が取られている。

約500ページに及ぶ物語のエッセンスを掬い上げた14分の短編作品のサウンドトラックで、テーマ曲のほかはシーンに合わせたアンビエントや、当時多用していたMax/MSPをわずかに忍ばせた実験音楽的な楽曲で構成されている。全体のボリュームや内容の性質から長らく音源としてのリリースには至らなかったが、長編小説出版のタイミングに合わせて内容を追加・変更し、発表することとなった。

音源のリリースにあたり、2022年に新たに録音されたテーマ曲のアコースティック・ギターバージョンを収録。さらに監督の荒島氏からOKを貰うまでの2013年から2015年の間に制作された膨大なデモ曲やバージョンも収録し、全48曲/約56分の作品となった。13タイプ・約30曲に及ぶデモからひとつのテーマに辿り着くまでの模索の過程を含めた、ローファイかつ実験音楽的な側面も本作の特徴である。数多の映画やサウンドトラックに影響を受けたotomの、音楽の根幹の部分を表現したアルバムのひとつと言える。

Outro

本作『チェレンコフ光』オリジナル・サウンドトラックは、2015年の自主制作短編映画のために制作された劇伴音楽をもとに、2022年新録のアコースティック・ギターバージョンのテーマ曲や多数のデモ音源を加えて再構成した作品となっています。ハープシコードによるエンディングテーマを軸に、アンビエントや実験音楽的な要素を織り交ぜた楽曲と、一つの作品が完成されるまでの制作過程が凝縮されています。お楽しみください。

『チェレンコフ光』オリジナル・サウンドトラックはSpotify、Apple Musicをはじめとする主要ストリーミングサービスで配信中。Bandcampでは高音質版の購入も可能です。

About the Director

Profile

荒島晃宏 (センソージ・ロックこと荒島晃宏 / @kariyahikaru)

1963年愛知県生まれ。 現役の映写技師にして、文筆業、映画監督。インターネット黎明期よりディープなウェブサイトを運営するなど多彩な人物。 著書に『映画館のまわし者―ある映写技術者のつぶやき(近代映画社刊)』、雑誌月刊『江戸楽』にて映画紹介を連載中。

『チェレンコフ光(ライト)』

人類の多くが生殖能力を失った未来。人口の穴埋めのために生み出された、「経済の奴隷」とも呼ばれる合成人間。人間と合成人間との、危うい共生関係の間に現れる、不思議な能力を持った少女ヒカル。時を同じくして宇宙から届く、謎のウェーブ。ヒカルと、ウェーブとの関係は? その能力の意味とは? 進化に行き詰まり、緩やかに滅亡へと向かう世界で、ヒカルの、彷徨と奮闘を描く、運命の赤い糸の物語、未来形。 (紙書籍版概要より)

『チェレンコフ光』(紙書籍版) / 荒島晃宏 (著) お買い求めは、『センソージ・ロックこと荒島晃宏 / @kariyahikaru』 にて直接受付。

『チェレンコフ光』(Kindle版) / 荒島晃宏 (著) お買い求めは、『チェレンコフ光』(Kindle版)より。

小説『チェレンコフ光』エッセンス・ショート・ムービー